選ぶ基準を考える・・・お財布別に考える。

選ぶ基準とは、投資方針を決定することです。
投資方針とは、運用の目的や期間、手法など様々ですが、
もっと、わかり易く申し上げると、
「資金の使う時期」を明確にして、運用期間を決定してください。
運用期間によっては、投資信託の選び方にも注意が必要になります。
  
運用期間を考えるには、まず、お財布の管理方法をご案内します。
とても単純ですが、家庭での資産運用を行う場合にはとても便利です。
  
1. 2年以内に使うお財布

   1年~2年以内に使うお金を入れるお財布(緊急時に使用するお金です)
   このお金は、目的は収益を高めることでなく、流動性です。いつでも引き出せる
   ことが重要です。
   いつ使用するかわからないお金ですので、原則確定商品になります。
   ●このお財布に最適な金融商品
     ・MMF
     ・MRF
     ・定期預金

2. 7年以内に使うお財布
  
   2年~7年以内に使い道が確定しているお金を入れるお財布。
   使い道が確定している、住宅購入資金や教育資金など。
   2年以下では、選択できない国債や既発債など変動商品の選択肢が広がります。
   ●このお財布に最適な金融商品
     ・国債などの国内外の債券
     ・国内外の債券投資信託
     ・株式投資信託

   ※この期間のお財布で「定期預金」などを利用するとお金の価値を守ることが
    できなくなりますので、債券などを組み入れる必要があります。

3. 育てるお財布
  
   当分使い道のないお金または、将来に向けた資産形成を行うお財布です。
   10年を超える住宅購入資金、繰り上げ返済、教育費などの運用もこのお財布。
  
   変動商品を取り入れて、お金の価値を守りながら資産を守ります。
  
   ●このお財布に最適な商品
     ここでは、株式や債券など組み入れていきますが、
     株式投資信託や債券投資信託を利用すると効率よく分散投資ができます。