長期投資はアクティブよりパッシブ(インデックス ファンドが最適か。)
まずは、アクティブ運用とパッシブ運用が必要です。
森全体を購入して、じっくり保有するのが、パッシブ運用。
一方で、アクティブ運用は、森の中から、成長しそうな「木」を探して投資をする。
そのようなイメージです。
どちらも一長一短ですが、長期で見ると、パッシブ運用であるインデックスファンドを上回るアクティブファンドは、2割前後というデータが多いようです。
勝ち続けるアクティブファンドが少ない理由もいくつかあるようです。
◎ひとつは、手数料の影響があります。
アクティブファンドは信託報酬(毎年取られるコスト)が高く、インデックスファンドの2倍から
3倍になるものもあります。長期で考えた場合、常にこの手数料の差を埋めるだけの運用
成果を挙げなければならないということです。
◎二つ目は、効率的市場仮説から言えることです。
効率的市場仮説とは、現在入手可能な情報はすべて株価に織り込まれており、株価は、
常に適正価格に落ち着いているという考え方です。
この「効率的市場仮説」が本当であれば、現在入手可能な情報から、調査し、研究しても、
割安な株を見けることは不可能と考えられるわけです。
つまり、市場の平均指数(インデックス)をだまって持っていることが良い結果が得られ、
アクティブファンドは、どんなに頑張っても、平均指数を上回ることはできないということになります。
この「効率的市場仮説」は、考えれば考えるほど奥深い仮説です。
インデックスファンドは、広く投資を行うことから、失敗しないように運用出来る一つの手段と考えること
はできると思います。
ちなみにアクティブファンドは、私たちが調べた「資産運用における典型的失敗 パターン」にも
当てはまります。